• 判定困難な後遺障害

    後遺障害の等級は、細かく設定されていますが、判定が困難な後遺障害も数多くあります。第1級や第2級にもある、神経系統の機能又は精神に著しい障害の場合、介護が必要とされるものは判断し易いのですが、第3級や第5級それに第7級や第9級は医師の判断が問われる難しい判定になるのです。

    その後遺障害診断書を基に判定するのは損害保険料率算出機構ですが、判断を誤ったり過小評価をすることもあります。神経に関係するRSD(神経因性疼痛の一種)は、反射性交感神経性ジストロフィーや反射性交感神経性萎縮症と呼ばれるもので、交通事故などによって神経が傷つき、長期にわたり痛みや痺れが続く症状です。これは、時間の経過とともに治癒段階で発症することが大半で、放置すれば症状はどんどん悪化していきます。また、RSDに似ている症状のカウザルギーがあり、紛らわしいのが現状です。

    等級が認められれば、後遺障害7級4号か9級10号それに12級13号や14級9号が妥当な所とされていますが、症状固定後になってから以後に重症化しますので、判定は非常に困難だと思います。自賠責の後遺障害7級4号なら1,051万円となるのですが、判定が誤れば最悪14級9号になり75万円となるのです。神経系の疑いがあれば症状固定の時期を延ばしてもらってでも妥当な判断がされるようにしなくてはなりません。

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